地区の顔として 「導きの奉仕」
4月19日、ライオンズクラブ国際協会334-C地区にとって一年で最も重要な行事である「第72回地区年次大会」が開催されました。
今回の舞台は、静岡市清水区の文化の拠点である「静岡市清水文化会館マリナート」
JR清水駅に隣接し、近代的な美しさを誇るこの会場に、地区内19クラブから総勢662名ものライオンズメンバーが集結しました。

私たち静岡青葉ライオンズクラブは、この記念すべき大会において「交通部会」という大役を仰せつかりました。大会の成功は、華やかな式典はもちろんのこと各地から集まるメンバーの皆様、そして多くのご来賓がいかに安全に、かつスムーズに会場へ辿り着けるかにかかっています。
いわば交通部会は、大会の「顔」であり、最初のおもてなしを体現する極めて重要な部署なのです。

交通部会として誘導
浜松、榛南、富士吉原、御殿場、三島など、各地から計9台もの大型・中型・マイクロバスが到着する予定となっていました。筒井会長、梶山幹事の指導のもと、「安全第一、そして笑顔での誘導」を合言葉に、私たちの挑戦の一日が始まりました
交通部会としても、当日の動線を念入りに確認しました。清水駅東口の乗降場所、エネオス管理地の駐車場、そしてバスの待機ルート。資料に引かれた色とりどりのラインは、単なる道順ではなく、来場者の安全を守るための「命綱」です。混雑が予想されるお昼時のピークをどう乗り切るか、メンバー間で真剣な議論が交わされた時間は、今振り返ればクラブの結束をより強固にする大切なひとときでした。
4月19日の午前9時。私たち静岡青葉ライオンズクラブのメンバーは、マリナートのロビーに集合しました。全員がライオンズの象徴である鮮やかなミントグリーンのベストを身に纏います。このベストを着用した瞬間、私たちは一人の個人ではなく、地区を代表する奉仕者としての自覚に包まれます。
メンバーは各部署でおもてなしの誘導をいたしました。JR清水駅東口からマリナートへと続く交差点です。駅の近代的なペデストリアンデッキを背景に、誘導灯を手に横断歩道の脇に立ちます。日曜日の朝ということもあり、駅周辺は大会参加者だけでなく、一般の観光客や市民の皆様の往来も激しい状態でした。

「おはようございます! 」
「駐車場はこちらです!」
誘導灯を振りながら、次々と訪れるメンバーの皆様に明るく声をかけます。「駅・通路案内係」としての任務です。慣れない土地での開催に少し不安そうな表情を見せていた方々も、私たちのベスト姿と挨拶に触れると、パッと笑顔を返してくださいました。交通部会の仕事が「命を守るおもてなしの奉仕」であることを実感し、背筋が伸びる思いがしました。

駅前の喧騒から少し離れた場所、海風が直接吹き付ける広大な空き地が、今回のバス専用駐車場(エネオス管理地)でした。
資料によれば、今日は計9台のバスが各地から到着します。駐車場係のメンバーは、それらが到着するまでの間、入り口のゲートを守り続けなければなりません。舗装された地面からの照り返しが、水分を揮発させ体力を削っていきます。周囲には遮るものもなく、ただ遠くに貯蔵タンクと山々が望めるだけです。
私たちは簡易的なキャンプ椅子を持ち込み、遠くにバスの影が見えた瞬間、即座に立ち上がり、正確な位置へと誘導します。
パイプ椅子に腰掛け、資料の地図を再確認しながら持ち場を離れないメンバーの背中には強い責任感が滲んでいます。こうした体を張った奉仕があってこそ、大会の円滑な運営が保たれているのです。
副知事のご到着
時計の針が午後2時を回り、会場内の熱気が高まりつつあったその時、交通部会に心地よい緊張が走りました。午後2時5分、本大会のご来賓として、静岡県副知事が会場に到着されたのです。

この時刻は、ちょうど式典が本格的に始まろうとする極めて重要なタイミングでした。副知事を乗せた車両が静かにマリナートの車寄せへと近づきます。私たち交通部会は、一般車両やバスの動線を瞬時に調整し、副知事のお車を最優先で、かつ一切の滞りなく玄関口へと導きました。

お車から降り立たれた副知事を、私たち交通部会のメンバーは誇り高きミントグリーンのベスト姿でおもてなしの心をもってお迎えいたしました。秒単位での正確な誘導が求められる場面でしたが、これまでのシミュレーションとチームワークが見事に結実した瞬間でした。副知事をお待たせすることなく、スムーズに式典会場へとご案内できたことは、私たち交通部会にとってこの日最大のミッションの一つを完遂したという、大きな自信に繋がりました。

喝采のステージ——静岡城内一輪車クラブ
副知事のご到着に合わせるかのように、マリナートの大ホールでは本大会の大きな目玉であるアトラクションが最高潮を迎えていました。登場したのは、世界レベルの技術を誇る「静岡城内一輪車クラブ」の精鋭たちです。

黄金色のステージ照明の下、純白のドレスと赤・黒の力強い衣装を纏った選手たちが、一輪車とは思えないほど優雅に、そして力強く舞いました。手を取り合い、一列に並んでポーズを決めるその姿は、まさに芸術そのものです。全国大会3連覇を成し遂げたという名門ならではの、一糸乱れぬパフォーマンスに、満員の客席からは割れんばかりの拍手が送られました。
クラブの栄誉と情熱の咆哮
式典は、感動的なアトラクションから厳かな表彰へと移りました。そして、我が「静岡青葉ライオンズクラブ」にとっても、非常に誇らしい瞬間が訪れました。大スクリーンに映し出された「LCIF・クラブ寄付賞」のリストの中に、我がクラブの名が大きく記されていたのです。
ライオンズクラブ国際基金(LCIF)への多大なる貢献が認められ、我がクラブの代表がステージに上がりました。スポットライトを浴び、晴れやかに賞状を掲げるその姿は、メンバー一人ひとりが積み重ねてきた奉仕の汗が、確かな形となって報われた証でもありました。

大会のフィナーレは、総勢662名による圧巻の光景でした。ステージと客席が一体となり、全員が拳を高く突き上げます。
「ウォー! 」
会場に響き渡る力強いライオンズ・ローア。この咆哮は、今日一日のすべての苦労を熱い感動へと変えてくれました。この団結力こそが、ライオンズクラブの誇りであり、未来を切り拓くエネルギーです!魂が揺さぶられるローアでした!

明日へと続く奉仕の架け橋
第72回地区年次大会は、大きな事故もなく、大成功のうちに幕を閉じました。静岡青葉ライオンズクラブが担当した交通部会の任務。誘導という重責を含め無事に完遂することができました。
今回、私たちが経験したのは、単なる交通誘導ではありませんでした。
お客様をお迎えする心地よい緊張感、ステージ上の華やかな歓喜、そしてクラブが受けた栄誉。これらすべてが「奉仕」という一本の糸で繋がっていることを、身をもって学ぶことができました。
自らの意志で持ち場を守り抜いた仲間たちの姿こそ、334-Cライオンズクラブ。そして地域の誇りです。
We Serve.
今日私たちが交通部会として誘導した道は人と人を繋ぎ、安全を届ける「奉仕の架け橋」でした。この素晴らしい大会の一部を支えられたことへの深い充実と達成感。そして関係者諸氏への感謝の気持ちでいっぱいです。この経験と絆を胸に私たちはまたそれぞれの地域社会において青葉ライオンズの一員として奉仕を率先してゆきます。
